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    東方神起 LIVE TOUR 2014 ~TREE~ in 横浜 4/22 & 24 No.2 

    ライブの構成&演出とバラード問題について、です。

    昨年の2013年のLIVE TOUR「TIME」は、ベストパフォーマンスの公演も多く、
    NISSANスタジアムライブは紛れもなくレジェンド級のステージを魅せ、東方
    神起がユノとチャンミンの2人になって行った2012年の「TONE」のライブ
    ツアーから早くも2年目にして、東方神起のライブパフォーマンスとしては、
    ひとつの完成型に到達した感がありました。



    以下、ネタバレありなのでご注意ください。
    ところが、「TREE」を見て驚いたことに、今年は過去の貯金を使わずに、
    潔く新たなアプローチでライブを試みていました。

    今年は、構成も演出も「TONE」や「TIME」からガラッと変わった、
    という印象をみなさん持たれたのではないでしょうか?

    「色々と考えさせられる」と、感想の冒頭で書いたのは
    当にそのことに於いてです。



    これから色々と厳しいことを言いますが、
    けれども、私は、東方神起のLIVE TOURのスタッフに非常に敬意を感じている、
    ということは表明しておきたいと思います。


    他のグループのコンサートを見るようになって、強く感じることなのですが、
    東方神起のLIVEには、スタッフのみなさんがより良いものを創ろうとして
    努力をしている跡を非常に強く感じるのです。

    それは、予算がない小さい会場の時でも、予算が増え会場が大きくなっても
    同様で例えば、装置一つ、演出にしても毎年なにか新しいアイディアがあること。
    セットも、アリーナ公演は、「T」、「The Secret code」、「TONE」、
    「Tree」とくると、もう殆どやりつくしたんじゃないの?と思っていたら、
    今年は花道が分割され、尚且つ高さを調節できて、花道がメインステージから
    センターまで大きな階段のように演出されていたのが、始めての試みでした。


    それに、ステージを創る上で、表現上のグローバルスタンダードを守ること。
    (戦いのシーンでも、相手は人ではなく殺人はタブー。従って、血は流さない。
    銃を人に向ける演出はNG、etc/これ、平気でやってる某グループがあって
    全く笑えませんでした。一気に醒めました。)
    ファンに対しての気遣い。
    (映像での女性との絡みのシーンは相手役が外国人、顔を写さないとか。)


    これは、ユノとチャンミンがどんなに素敵でも、心優しくても、
    スタッフの配慮がなかったら、「やらされてしまう」わけですから、
    スタッフの能力や繊細な気遣い、常識感というのがとても重要で、
    そういう、些細なことの積み重ねの上に、高いクオリティが保たれる
    のだと思います。


    尚且つ、一度何か成功してしまうと、延々と自分達のセルフコピーを
    繰り返し、同じスタイルを繰り返してしまう・・・というのは、まま
    あることです。
    ですから、昨年のあの完成度にまで到達した後に、同じ流れを踏襲せず
    に新しいアプローチ、新しい試みを行おうとしたということが、英断
    だと思わずにはいられません。



    東方神起のライブの特徴的なスタイルとしては、ダンス曲やバラードなど
    の各セクションがあっても、本編の最後はダンス曲でボルテージを上げて
    パンパンに膨らんだ熱気が最後のダンス曲で客席とひとつになって、
    最高潮を迎える、というスタイルです。

    毎年テーマがあったとしても、実はそのテーマはさほど重要ではなく
    (失礼)映像のテーマやストーリーが多少変わるくらいで、極端なことを
    言えば、TIMEとTONEの構成が入れ替わっても成り立ってしまうのではな
    いかと思います。

    ところが、今年はアルバムの「TREE」のテーマに終始一貫した映像が
    織り込まれたことから、曲との結びつきがより強く、ストーリーや
    テーマを意識させられる構成になっています。
    バラードやダンス曲やMCなどのセクションの後に、ダンス曲が続いて
    ラストに向けて盛上っていくところは東方神起の特異なスタイルですが、
    爆発寸前まで最高潮に盛上った本編ラストで、東方神起が作り出した
    その全てを集約させるように「Tree of life」のバラードで締めくく
    られます。


    「愛が木(大切なもの)を育んでいく」というテーマと、そこまでに
    東方神起の作り上げた最高潮に盛上った熱気全てを集約させる、
    という役割を「Tree of Life」に担わせようとしているのです。


    ・・・・これは、正直ものすごい勝負に出たな、と思わざるを得ません。


    勘違いしないで頂きたいのは、「TREE OF LIFE」の歌唱力とか,
    そんなつまらないことを問題にしているのではない、ということです。


    東方神起のダンスパフォーマンスが、唯一無二、東方神起にしか表現
    できない、という点で、その表現世界の密度の濃さや世界観の雄大さ、
    パワーといったパフォーマンスの存在感は際立っています。

    今回のライブの構成では、本編の最後にこの曲を選択してしまったこと
    で、SMP1曲どころか、本編ラストまでに作り上げた世界とその全てを
    総括できる楽曲として「Tree of Life」を意味づけしてしまいました。


    「Tree of life」は歌詞もテーマ性のある、良い曲だと思います。
    が、果たして東方神起の代表作とされるほどの、楽曲としてのパワーを
    持ち得るのだろうか・・・・という点に弱さを感じます。

    ライブ全体どころか、東方神起のSMPの代表作1作とすら
    並び立てるほどのパワーを楽曲が持っているだろうか、と思ってしまうのです。
    簡単に言うと、アーティストパワーと楽曲パワーを比べた時に、イコールになっ
    ていない・・・と私は感じています。


    そして、これは現在のように、ツアー序盤であれば、
    ラストがいま一つ弱い・・・という印象から、ライブ全体のバラード曲の印象の
    弱さとも感じられてしまいます。

    また、今後内容がどんどん良くなっていけばいくほど、
    今度は逆に、東方神起のライブパフォーマンスの密度やパワーを、本編ラストの
    1曲として「Tree of life」が受け止めなくてはいけない、という事態になって
    しまうのです。


    そして、もっと言ってしまえば、ユノとチャンミンが二人で東方神起
    として活動再開をしてから、ダンス曲では東方神起のスタイルを創りだすことに
    成功したものの、バラード曲ではまだ無し得ていない・・・ということを
    私はずっと気にしています。

    ほんと、作家さんたちもっと良い曲を作って欲しいし、その曲を育てていく
    機会が欲しいです。

    本来は、バラードに集約させるライブの構成は、単に良い曲というだけでは
    難しくて、「Love in the ice」とか「Bolero」のようなアーティスト
    パワーと楽曲パワーが拮抗して、ミラクルを起こせる曲ではないと厳しいと
    思うのです。

    けれども、「Love in the ice」だって、最初はトリプルA面(とか言うらしい)、
    で見向きもされなかった曲が、ライブで魂を吹き込まれて代表作となった曲でした。
    あのミラクルを、それこそ特別な何か、が起きた瞬間をあの時も私は目撃している
    のです。
    ですから、わたしは、現時点では今回の構成の意図はよくわかるけれど、正直ハー
    ドルが高すぎると思っていますが、それこそライブのミラクルで、東方神起と
    ファンとが育んでいく曲、それこそ「Tree of life」になる可能性もあるのかも
    しれません。


    バラード問題、実はこれでもまだ、書けてないことがありますが・・・
    それは、また改めたいと思います。

    コメント

    お久しぶりです。

    あやんさんのレポート、楽しみにしていました。ひと段落つかれたようで、ブログを楽しみにしている私もとても嬉しいです。さすがの着目点には改めて頷かされるのですが、実は私も同じことを思いました。とりあえず今年は福井からのスタートなのですが、福井でもやはりラストが弱いという印象が大変強いかったです。もともと、私は作曲家のI氏とあまり相性が良くなく、今回は特にもうアルバムの時点であらら、となってしまっていたので余計にその印象が強いのでしょうが。初見なのではっきりと断言はできませんがあやんさんのご指摘の通り、、公演の完成度が増していった中で、その弱さがよけいに浮き彫りになっていきつつあるのかもしれません。次は京セラなので、その時はまた違う風に受け取れるのかもしれませんが。私は辛辣ではありますが、楽曲そのものが集大成とするには弱いのではないかと。歌唱力の問題でないことをはっきりと認識しました。過去曲もすでに2人のものとして5人時代と遜色のない仕上がりになっていると思いますので。そして、この曲、歌詞に非常に意味を持たせているはずなのですが、少なくとも福井では、伴奏のボリュームが大きすぎて大変聴きづらかったのです。管弦のも加わった華やかな伴奏の中で響く力強いボーカルが、力強く大地に根付く1本の木のような趣を感じさせる曲だとすれば・・・もう少し調整を加えていただきたいな、と思います。声が出ていない、わけではなく調整の問題だったかな、と思います。バラードの名曲、私も心待ちにしているのですが・・・せっかくあれだけ歌えるので本当にもったいないです。
    毎度ですが、長々と失礼しました。

    Re: お久しぶりです。

    ちひろ様

    こんにちは!!
    お返事遅くなってごめんなさい。

    福井に行かれていたのですね^^
    私は福井は行っていないのですが、横浜に比べれば名古屋以降は
    どんどん良くなっていっているにも関わらず、見に行った先で
    色々な難しさを感じています。

    今年改めて思ったのは、ライブって総合芸術なんだな、ということと
    東方神起だけではスーパーステージにはならないんですね。

    >楽曲そのものが集大成とするには弱いのではないかと。歌唱力の問題でないことをはっきりと認識しました。>過去曲もすでに2人のものとして5人時代と遜色のない仕上がりになっていると思いますので。


    本当に仰る通り。
    歌唱力の問題じゃなくて、東方神起の良さを活かしきれていない気が・・・。

    ただこの間、改めてこの曲のCDを聞いてみたら、後半で転調して
    音域を上げていくとか、ブリッジの高音フェイクをユノに歌わせるとか、
    この曲も将来的に二人でドラマティックバラードを復活させるための、
    エチュード的な曲なのかな・・・という気がしました。

    というか、改めて聞いてみたら
    (ライブでもっと上手いのを聞いているせいもあって)
    「you達、二人でLove in the ice歌っちゃいなよ」
    とか思ってしまったんですよね。


    おお、私も話が逸れてしまいました。
    やはり、怠けてないでこういう話も含めてライブレポを
    書かなくては。。。。

    ツアーが終わる前に、少しがんばりますね。

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