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    you need chaos in your soul  

    もうすぐ、『夜警日誌』が始まりますね。
    先日放送されたピョルパラギで、過去のドラマに出演した時の
    ユノの演技力に関しての話題もあり、ちょっと謎が解けた気がしたので、
    そのことについて、長々と述べたいと思います。

    優れた創作者や表現者は、時として狂気を内にはらんでいます。
    恐らく、職人とアーティストとを分けるものがあるとすれば、それなのでしょう。
    もちろん、優れた技能がなくては、職人たることも、アーティストたることもできませんが、
    職人は長年の技術の研鑽で元々は「凡人」であっても優れた技術者への道が繋がって
    いるのに対し、アーティストとしての真価は技巧が優れているだけでは充分ではなく、
    その真価は「如何に他人の魂を揺さぶることができるかどうか」、に懸かっていると
    私は考えています。
    だからこそ、創作の世界では、作品や表現さえ素晴らしければ、モラルは問われない・・・
    という側面があるのでしょうし、実際、優れた創作者や表現者は、社会不適応者とまでは
    いかなくても、生きにくそうな過剰さや欠落感を抱えていて、自分自身も、そして周囲すらも、
    それに振り回されていることがあります。また、創作や表現の為に「感覚を最大限に研ぎ
    澄まして」いる人たちの中には、気難しく、繊細で、お付き合いはご勘弁願いたいけれども、
    その作品を見れば全てが許せてしまうほどの見事な作品を生み出している方もいます。

    人を感動させるほどの創作や表現をすることが、如何に大変なことなのかを感じずには
    いられません。ある意味、「良い人」であることを捨て、創作や表現のみが自分の神である、
    という契約を交わした人々、とも言えると思うからです。

    一方、ユノはどうでしょう。
    みなさんご存知の通り、品行方正な、周囲への気配り万全な、自己管理の完璧な、
    あのユノです。ユノを見ていて、そういう「危うさ」、「表現だけが神だ」という傲慢さは
    まるで感じたことがないのです。

    ステージの上のユノが、如何に素晴らしい表現者であるか、というのは言うまでも無く
    周知の事実なので、ごくたまーになのですが、例外的にユノのように狂気を内に持た
    なくても、人の心を打ってしまう表現者というのは存在してしまうものなのかしら・・・?
    とぼんやり考えるともなく、思い巡らすことがありました。

    私は、フィギュア・スケートも見るのですが、浅田真央さんについてファンによる数々の
    フィクション伝説が作られていて、それがウィットと風刺にとんでいて非常に興味深い
    のですが、その中にオスカー・ワイルドの格言をもじったこんなものがあるのです。
    (ご興味ある方は、アンサイクロペディアをご参照ください。抱腹絶倒ものです!)

    我々はみな氷の上で子供じみたいざこざを続けているが、マオだけは星をみつめながら
    チャルダッシュを踊っている。

    わたしは、この言葉が本当に好きで好きで。
    長らく、ユノもこんな感じなのかしら?って思っていたのですよね。

    自分の求める高みだけを見つめて、世俗には煩わされずに
    自らの技術や表現を研鑽していくってタイプなのかな・・・・?、と。


    でも、ピョルパラギの話からもわかるように、ユノは世間の評判も気にしていて、
    批評なんてちゃんとしたもの以外の、悪意あるコメントまで読んでるんですよね。

    ユノの演技力に関して、友人経由で、韓国の方から教えていただいたエピソードが
    あります。その韓国の方は、「地面にヘディング」を撮影中に、現場に通いつめていて
    知ることになったそうで、聞いた話ですから、信じるかどうかは各自にお任せします・・
    ・なのですが、私はすごく良くわかる・・・と思ったエピソード。
    ポングンの役で、ユノはどの演技もものすごく上手にやるけれど、「怒る」演技だけは
    どうしても上手くできなくて、何度も何度も監督に指導されていた、というのです。

    これ、ユノペンのみなさんだと・・・というか東方神起のファンだったら、
    皆さん「わかる、わかる!!」って、大合唱になるんじゃないかと思ってます。

    ユノの性格的に、自分が理不尽な目にあう役じゃなくて、家族とか友人とか自分に
    とって大切な人が傷つけられる役だったら、ものすごい憤怒の演技ができちゃうんじゃ
    ないかと思うのですよね。あの有名な、隠しカメラの時だって、凄く怖かったもの。

    表現って、そういう風にどうやっても、「自分自身」が反映されてしまう。
    分裂騒動であんな理不尽な嵐の中をくぐり抜けた後の「野王」のドラマ出演ですら、
    怒る演技はいまひとつ弱かった・・・と見る向きもあるくらいです。

    ユノは極めて努力家なので、周囲の意見も受け入れて、真面目に努力するのも
    良くわかるのです。でも、その在りようは、職人が研鑽を重ねる姿に近しく、
    またユノの禅僧さながらの心の持ちようを思うと、果たして心の内に、感情の荒れ
    狂う波を持たずして、「一生懸命」や「ひたむきさ」だけで、他人の心の奥まで
    揺すぶることはできるのかな・・・?

    実際、私はライブのステージでは、何度も心を動かされてきたけれども、
    ドラマのように、もっとダイレクトに感情を表現するものだと、難しくないかな?

    と思わなくもなかったのです。けれども、ピョルパラギで語られた話で、そうでは
    なかったんだな、と思いました。ユノはあからさまには言わなかったけれども、やはり、
    多くのコメントを読めば、彼もまた胸の内に抱える思いがあるに違いないのです。


    ニーチェの格言にこういうものがあります。
    「ツァトラウスかく語りき」

    You need chaos in your soul to give birth to dancing star.

    踊る星を生み出す為には、あなたの魂に混沌が必要である。


    (あんな分厚い本の中から、該当部分を探し出せないので、
    直訳で、全然文学的ではありませんが・・・。)

    創作についての格言ですが、生みだすものを「ダンシング・スター」に
    例えているところがユノにぴったりだな・・・と。

    芸能人の中には、ネットを見ない・・・という方も少なくないようですが、
    ユノが敢えて見ている、というのは私にとっては意外だと思っていたことの
    ひとつでした。けれども、ユノにとってもまた、彼なりの流儀の中で必要だと
    位置づけてのことなのでしょう。

    ユノが「魂に混沌を抱える」ことが目的で、そうしているとは思いませんし、
    ニーチェの格言だって知っているかどうかわかりませんが、でも結果として、
    その苦しみこそが、彼を導く光となり、杖となるのかもしれません。

    『夜警日誌』で、ユノがどんな姿を見せてくれるのか、
    どんな「踊る星」を生み出しているのか、今から楽しみです。

    コメント

    こんにちは。

    今回のドラマの記者会見をみて思ったのは、日常の立振る舞いから役作りに入っているのかな、ということでした。俳優が本業であれば、撮影以外のところでパッと素に戻る余裕もあるのでしょうが、今のユノは、そういう方法で自分の魂から混沌を引き出そうしているのかなあ、と。最初は、演技に関してさりげに意地悪な質問も飛んだので、それに対する負けん気が発動したのかな、とも思ったのですが、公式の場で生の感情をむき出しにするような歳でもありませんし、意地だけでどうにかなるものでもありませんしね。

    ボンド事件を同じジュースで克服したように、演技の上達もネットの酷評から逃げないことで成し遂げようと思っているのかもしれません。二人で東方神起を再始動したときにあえてトラウマになっていた曲を歌ったことと繋がっているような気もします。

    「野王」では泣く演技が上手くなったなあと思いました。もうホッケーが出来なくなると知ったときとお姉さんが実母と知ったときは、ユノが幽体離脱?した瞬間をみたようでゾッとしました。今後も演技を続けていくのであれば、割り当てられる役の本人のキャラとのシンクロ率は下がってくると思いますが、それらをユノがどのように消化していくのか楽しみです。

    Re: こんにちは。

    batさま

    コメントありがとうございます。
    記者会見のユノは立派でしたよね。
    意地悪な質問、わたしちょっとびっくりしましたもの。聞いちゃうんだ!!って。
    マスコミの報道も、記者会見の内容より、その振る舞いについて褒めていたものが
    多かったと思います。(そして、ああやってみんな味方にしてしまうのね・・・と(笑))

    >割り当てられる役の本人のキャラとのシンクロ率は下がってくると思いますが、それらをユノがどのように消化していくのか楽しみです。

    本当に!!
    実は、演技をした姿とか、作品そのものより、ユノの場合は「過程」の方が気になるんですよね。
    本人がそういうことをあまり語らないからでしょうか?
    いずれ、共演者が裏話とかしてくれるかな?

    来週からいよいよ放送、楽しみですね^^

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